は右辺は で収束するが, 以下のように変形することができる.
ここで二項定理により
… (*)
であるから
… (**)
と変形できる. この両辺から を引いて
について解くと
を
に置き換えて
ここで右辺に現れる は
で定義されているから, 右辺全体は
で定義されている.
注意点としては
- (*) が
でも成り立つこと
- (**) において総和の順序の交換ができること
を確認する必要がある.
実数 について
として関数 を定義すると
になる. 実際, を無理数として
を一つ定めると
に含まれる
の形の既約分数は有限個しかない. そこで任意の
に対して
となる自然数
を取れば,
に含まれる有理数で既約分数表示が
となるものは有限個しかない. よってそれらの中で
に最も近いものが存在する. 具体的にはそのような有理数たちの全体を
とするとき
が存在するということである. よってこの値より小さく
をとるとき,
に含まれる有理数を既約分数
の形に表したとき
であるから
一方 が無理数ならば
である. 以上により
の無理数での連続性が示された.
参考書籍 : 杉浦光夫「解析入門 I」(東大出版会)