ある級数の和(後編)
さて
… (1)
の両辺を 倍すると
を得る. これを の級数展開を利用して分解すると
となる. ここで の符号は「 を素因数分解したとき 型の素因数が偶数個ならプラス, 奇数個ならマイナス」で決定する.
また, (1) の両辺を 倍すると
を得るので, 同様に展開して
を得る. ここで の符号は「 を素因数分解したとき素因数 と 型の素因数が合わせて偶数個ならプラス, 奇数個ならマイナス」で決定する.
一方
… (2)
の両辺を 倍すると
を得るので, やはり分解して
となる. ここで の符号は「 を素因数分解したとき 型の素因数が偶数個ならプラス, 奇数個ならマイナス」で決定する.
(2) の両辺を 倍すると
となるので
となる. ここで の符号は「 を素因数分解したとき素因数 と 型の素因数が合わせて偶数個ならプラス, 奇数個ならマイナス」で決定する.