包絡線としての astroid
先日, 天下りに astroid のパラメーター表示を与えて, そこから陰関数表示を導き出した. しかし待って欲しい. みんなの持ってる astroid のイメージって多分こんなんでしょ ?
そう, 長さ一定の線分が端点の一方を 軸上, もう一方を 軸上に固定された状態で滑りながら動くときの包絡線が astroid だ.
この線分の方程式は
だ.
ちょいと整理すると
と書き直せる.
一般に, パラメーターを持つ曲線群 が与えられたとき, 包絡線は
から を消去すると得られる.
実際今回の場合
なので...
ハイ, 待って ! ちょっと待って !
今回は趣向を変えて Maxima に解かせてみる.
load(grobner); I:[x*s + y*c - L*c*s, x*c - y*s - L*(c^2 - s^2), c^2 + s^2 - 1]; poly_elimination_ideal(I, 2, [c, s, x, y]);
ほれ, 前回と同じ式が導かれたじゃろ ? (出力結果省略)